就職が決まらなかった(こじらせた)高専生の話

この記事はKosen Advent Callender 7日目の記事です。
 (https://adventar.org/calendars/2636#list-2017-12-01)

僕の体験談。
僕は高専に入学するまえは”大学院まで行って永遠に学生やるぞ”とか思ってたんだけど、堕落してこれ以上教育機関で勉強する気も失せたので就職することに決めた。
どういう人向きのエントリになるのかわからないんだけど、どっかのどこかの高専の誰かの体験談として3ミリくらい頭に入れておいてほしい。

まず最初に、高専生の求人倍率はn(n >1.0)倍で就職率は100%ですとかいう文句。
あれは本当だけど嘘でもある。真に受けると酷いことになる。
受かるやつも入れば落ちるやつもいる。全員一発で通ると思うなよ。
高専卒というブランドがついていたとしても、そりゃ当然求人を出している会社の求めるレベルが高かったらクソみたいな成績とクソみたいなヤツ(プログラミング言語?HelloWorldが難しかったので全部友達に書いてもらって単位取りました)は落ちるべくして落ちる。
学校に来てる求人は人が欲しくて出してるんだけど、誰でも通るわけじゃないよ。
通りやすくなるだけ。

就職率100%の話。
就職できなくてモチベーションもなく先送りで大学入るやつは就職希望から抜かれるし、コンビニバイトでも就職したことになるらしい。
風の噂では”僕は就職を辞退します”っていう用紙にサインさせて就職100%を保つような怖い所もあるんだって、闇だね
そんな怖い噂があるんだけど、ホントはやっぱり100%保ってるんじゃないの?っていう良い質問が出てくる。答えはこうだ。
あなたはインターネット使ってますか?当然100%でしょうね。
インターネット使ってる人に質問してるんだから。



そして僕の話。
ここで注意してほしいのは僕は成績もそこまで良いわけでもない(むしろ悪い)し、学校なんかクソだと思ってるし、北海道から出たくない!東京のほうが求人ある?うるせぇウンコ漏らしてろ!
っていう人間だということ。あまりIT系の求人がない札幌で働きたいという難しい条件でやってたよ。
学校求人もないことはなかったんだが、高専卒初任給:17万
とか書いてあって、誰がそんな金で働くかと思ってたので蹴った。
生意気だな。
そんなこんなで、これから言うことがすべての人に当てはまるわけじゃないからね。

4年生の冬。
留年するかしないかの瀬戸際だったけど無事進級できたので、就活と言うものをやるためにちょっと頑張る。
サーバー借りてWordPressでサイト構築して、ポートフォリオというものを作っておいた。
大したものじゃないんだけど、無いよりマシだろう程度。
幸い僕は高専で多少やってることがあったのでそれを書き連ねた。
なんでこんなものを作ったかというと、学校求人じゃなくて自由応募で就職したかったから。
ウンコのステーキを作る会社とか、豚のチンチンを缶詰にする会社とかに入りたいなと思ってたが(なかったので諦めた)、学校求人ではそのような興味を持てる所は見つからなかったので自由応募でやった。
参加できたらいいな〜とか思ってる業務内容とかもあったので、なんとかなるだろうと思って5年生が始まっていろんなとこにメールした。

この選択が間違いというか、結果を知ってて確かめるようにして無駄に苦労することになる始まりということなのか…

はい、みなさんは勘違いしないようにしましょう
僕の体感では高専生が欲しいのは求人を出している会社だけです。
在学中にどっかの会社に行ってインターンとかでコネをつくったり、バイトでコーディングしてるとかじゃない限り応募して内定出してくれる所はないんじゃないかなぁ。
実際ぼくはメール送った数社には無視されてるわけだし、
メールが帰ってきても、わかりやすく要約すると”経験のないペーペーはいらんよ、半年ROMってろ”って感じのやつだったりした。
僕がクソ人間なのを見抜いたのか、面接してもらっても”ごめんね〜検討したけどキミ落ちてるわ〜”みたいなお断りをされたりする。
交通費だしてくれた所は助かったが、交通費を出す素振りも無かった所は正直きつかった。20kくらいかかったけど普通に落ちたし、生活がつらいものになった。
基本的に自由で就活すると交通費はでない。こっちが好きで応募してるんだから。
2万有れば奢ってでも友達とラーメン行ってた。

ここまで苦労して11月になってもまだ入社してくれ、と言ってくれる会社はなかったよ。
みんな内定とか進学先とか決まってるのに僕だけ”落ちました〜w”だからね。
精神的にクる。
学校求人なんかを利用しなくても有能なやつはもっと早くに決めてるんだろうけど、僕は有能かと言われればそうではないので…



それで。
やっぱ無理だと悟った僕は学校求人を利用することにした。
やりたいことあったんだけどな〜こうも決まらないとな〜ってなるともはやどうでもよくなってくる。
やりたい仕事がある、とかじゃなくてとりあえず
”働いてどうにかしてスキルとコネをつけて会社を建ててクソほど成長して僕を落とした企業を片っ端から吸収してそのときの社員を適正な範囲でしばき倒す
会社の名前はスカイネットにしよう、そしてターミネーターを作れば完璧”
にシフトすることにした。
簡単に学校求人を利用することにしたとかいってるけど、11月ってもう内定式も終わって求人も締め切ってるような時期です。
まだ幸いにも採用試験やってくれる所があったから良いんだけど、もし君が自由応募で就活してみて会社が無かったら学校求人でなんとかするプランを考えてるならできるだけ早くに自由を諦めよう。
粘って粘って学校求人まで消えたらいよいよニートだぞ。


それで学校求人で採用試験受けに行ったんだけど、
これが余裕だったんだわマジで。今までの苦労が水の泡って感じ。
交通費もだしてもらえるし、会社説明と筆記試験と面接を一日でやってくれるし(4時間かかった)、月曜に試験やって金曜に結果だしてくれるし(合格した)…

必要とされているところにいくのはやっぱ重要ですね!



ここまでオナニーみたいな長文書いて何が言いたいのかよくわかんなくなってきたけど、
高専卒で就職をしたいと思った君は今のうちに学校にきてる求人をみて、興味ある所を探しておこう!ということ!
まともに5年生になった人間なら、学校求人で就職ルートはやっぱ余裕だぞ!
君がよほどの有能かコネを持ってない限り自己開拓は厳しい道になるぞ!

読んでくれている層がどんなものかわからないけど、
低学年の高専生は就職するんだったら真面目に考えて動いたほうがいいよ
4年生は求人票読み漁ってろ 働くに当たって条件あるんだったら頑張って探そう
5年生はもう知らん


って言う感じです
まとめもクソもないけど、これを読んで自分の希望をまとめ直してなんかの参考になったらうれしいです
一番うれしいのは家の庭から石油がでるとか、純プラチナのウンコがでるようになるとかですけどね

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