夏はパンツを冷凍してから履け

 パンツは冷凍しろ。


目下、日本は電力の危機に晒されている。

電力使用予備率、みたいなサムシングが5%以下になるらしい、
これはどうやらとてもヤバいらしい、という警報がTwitterで流れてくる。

じゃあ使用している電力は95%か、相当やばいんだろうな、とかも思いつつも
99%じゃないんだ、とか
小規模の95%じゃなくて大規模のシステムの95%だから僕が冷凍食品で毎日を過ごす日常を送ったとしても0.000000001%にも満たないんだろうな、とか

そもそも節電ポイントとかなんだよ、とか
心の中の天の邪鬼が「これが俺の意思表明じゃい」とかいっていつもより設定温度を低くしてみたり(僕は電気代が気になって出来ない)とか、

パソコンのディスプレイの明るさを1段階さげたりとか、ちょっとした涙ぐましい努力をしてみたりとか


そういう、いろんな思惑が錯綜する厳しい夏になると思う。


でも、電気が足りない原因を政治家に求めても、自転車を漕いで発電してくれるわけではない。

発電所が、エヴァンゲリオンのよくわからないセントラル・ドグマよろしく

「電力供給率104%!!!耐えきれません!システムはあと5時間でやられます!」

みたいなことにもならないだろう。電力は有限で、100%を超えて発電はしないだろう。


ここでは、節電がどうとか、そういう話をするつもりは一切ない。
誰が原因とか、これからの電気代の話とか、そういう話ではない。


夏の風呂上がり、そこそこにエアコンが効いた部屋で扇風機で涼む。
その風景に一つ、俺からの提案だ。


風呂に入る前にパンツは冷凍しておけ。


風呂上がり、火照った体に-18℃のパンツ。


男性機能が喜ぶ、キンキンに冷えたパンツ。


きっと、君の体の熱で冷凍されたパンツはものの5秒もしないうちに普通のパンツに戻る。
でもその5秒のうちに、感じられるなにかがある。

メンソール入りボディーソープとか、ボディーシートとか、
冷風扇とか、冷感素材とかそういう類のものでは感じられない、なにかを


冷凍したパンツを、履いてもらいたい。


だがまぁ待て、今思いたった君、待ち給え、話がある。
気持ちはわかるが、今履いているブツを冷凍するのはやめておけ。
冷凍するパンツは衛生的にも洗濯を済ませたパンツにしろ。
そして、より冷凍感が感じられるのは肌に密着するタイプのパンツだ。


今夜、日本中の冷凍庫にパンツが鎮座することを祈って。


金玉部分に、保冷剤を入れられるような機能性の下着が発売されることを願って。

ワコ○ルさん、ユ○クロさん、お話お待ちしています。

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